画像生成AIの魅力は、テキスト入力(プロンプト)で自在に絵を作れることですね。
でも、言葉の選び方次第で、仕上がりは大きく変わってくるんですよ。
今回は初心者の方がつまずきやすいポイントを、やさしく解説していきます。
Contents
プロンプト入力の4つの基本
基本①:プロンプトとは何か?
プロンプトというのは、AIに対して「どんな画像を作ってほしいか」を伝える指示文のことです。料理のレシピのようなものだと考えていただくとわかりやすいかもしれませんね。
たとえば、「猫」とだけ入力すれば、AIは猫の画像を作ってくれます。でも、それだけでは、どんな猫なのか、どんな場面なのかまではAIにはわかりません。
そこで、「白い猫が庭で遊んでいる写真」というように、もう少し詳しく説明すると、より具体的な画像ができあがります。さらに、「白い長毛の猫が、花が咲いている庭で、ボールで遊んでいる、明るい日差しの中の写真」と詳しくすれば、思い描いた通りの画像に近づいていくんですね。
プロンプトは、絵を描けない方でも、言葉で説明するだけで画像を作れる、とても便利な仕組みです。ただし、AIは人間のように「察する」ことができません。ですから、できるだけ具体的に、はっきりと伝えることが大切なんですよ。
最初は短い言葉から始めて、少しずつ詳しくしていくのがコツです。失敗を恐れずに、いろいろな表現を試してみてくださいね。
基本②:良い例・悪い例で学ぶコツ
プロンプトの良い例と悪い例を見比べると、コツがつかみやすくなりますよ。
悪い例として、「きれいな風景」とだけ入力した場合を考えてみましょう。これでは、山なのか海なのか、昼なのか夜なのか、AIには判断できません。結果として、自分が思っていたのとは全く違う画像ができてしまうことがあります。
良い例は、「富士山が見える湖、夕焼けの空、静かな水面に山が映っている、写真風」といった具合です。場所、時間帯、雰囲気、スタイルまで具体的に指定していますね。
もう一つ例を挙げましょう。悪い例は「かっこいい車」です。かっこいいという感覚は人それぞれですし、どんな車種なのかもわかりません。
良い例は、「赤いスポーツカー、流線型のデザイン、街中を走っている、夜景、ヘッドライトが光っている」となります。色、形、場面、時間帯、細部まで説明していますね。
コツをまとめると、次のようになります。
まず、「主役」を明確にします。何を描いてほしいのか、一番大事なものを最初に書きましょう。
次に、「様子や状態」を加えます。色、大きさ、形、動作などを具体的に説明します。
そして、「場所や背景」を指定します。どこにいるのか、周りに何があるのかを書きます。
さらに、「時間帯や天気」を入れると、雰囲気が伝わりやすくなります。朝、昼、夕方、晴れ、雨など。
最後に、「スタイル」を指定することもできます。写真風、イラスト風、水彩画風、油絵風など、どんな表現方法がいいか伝えましょう。
このように順序立てて考えると、良いプロンプトが作れるようになりますよ。
基本③:英語プロンプトをうまく活用する方法
多くの画像生成AIは、もともと英語圏で開発されているため、英語のプロンプトの方が精度が高いことがあります。でも、英語が苦手な方も多いですよね。そんな方のために、簡単に活用できる方法をご紹介します。
まず一つ目は、「翻訳サービスを使う」方法です。Google翻訳やDeepLといった無料の翻訳サービスで、日本語のプロンプトを英語に変換してから入力するんです。たとえば、「桜が咲く京都の寺院、春の晴れた日」を翻訳すると、「Cherry blossoms blooming at a temple in Kyoto, on a sunny spring day」となります。これをそのままコピーして、AIに入力すればいいんですね。
二つ目は、「よく使う英単語を覚える」方法です。すべてを英語にする必要はありません。重要な単語だけ英語にして、あとは日本語でも大丈夫なサービスもあります。たとえば、「beautiful」(美しい)、「sunset」(夕日)、「portrait」(肖像画)、「realistic」(写実的な)といった、よく使う言葉を少しずつ覚えていくといいでしょう。
三つ目は、「テンプレートを作っておく」方法です。よく使うプロンプトのパターンを、英語で保存しておくんです。たとえば、「A photo of (主役), (様子), in (場所), (時間帯)」というテンプレートを作っておけば、カッコの中だけ変えればいいので簡単ですね。
四つ目は、「AIに英訳を手伝ってもらう」方法です。ChatGPTなどの対話型AIに、「次の文章を画像生成AI用の英語プロンプトに翻訳してください」とお願いすれば、適切な英語に直してくれますよ。
ただし、最近は日本語対応が進んでいるサービスも増えています。Bing Image CreatorやCanvaなら、日本語でも十分に良い結果が得られますので、無理に英語を使う必要はありません。まずは日本語で試してみて、もっと精度を上げたいときに英語を検討するといいでしょう。
基本④:「追加指示」で細かく修正するテクニック
一度画像を作ってみて、「もう少しこうしたい」と思うことがありますよね。そんなときに使える、追加指示のテクニックをご紹介します。
まず、「一度に全部を変えようとしない」ことが大切です。たとえば、猫の画像ができたけれど、背景を変えたいと思ったとします。そのときは、元のプロンプトに「背景は花畑に変更」というように、変更点だけを追加するんです。全部を書き直すと、猫の姿まで変わってしまうことがありますからね。
次に、「ネガティブプロンプト」という機能を使う方法があります。これは、「こういう要素は入れないでください」と指定するものです。たとえば、「人物は入れない、文字は入れない、ぼやけた画像は避ける」といった具合ですね。Stable Diffusionを使ったサービスには、この機能があることが多いです。
また、「段階的に詳しくする」方法も効果的です。最初は簡単なプロンプトで画像を作り、方向性が合っていたら、少しずつ詳細を追加していくんです。たとえば、まず「森の中の小屋」で試して、良さそうなら「森の中の小屋、煙突から煙が出ている、冬の雪景色」というように詳しくしていきます。
「同じプロンプトでも複数回試す」のも一つの手です。AIは毎回少し違う画像を作りますから、何度か生成してみて、一番良いものを選ぶといいでしょう。
さらに、「画像編集機能を組み合わせる」方法もあります。生成した画像の一部だけを選んで、「この部分だけを変更」という指示ができるサービスもあります。Canvaなどでは、生成後に色や明るさを調整することもできますよ。
最後に大切なのは、「記録を残しておく」ことです。うまくいったプロンプトは、メモ帳などに保存しておきましょう。次回、似たような画像を作りたいときに、参考にできますからね。
プロンプト作りは、最初は難しく感じるかもしれません。でも、何度か試すうちに、コツがつかめてきますよ。楽しみながら、いろいろな表現を試してみてくださいね。
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