7回の連載を通して、画像生成AIの基本から活用法までをご紹介してきました。
最後に、目的別のおすすめツールと選び方をまとめていきますね。
Contents
目的別に選ぶ4つのAI活用パターン
パターン①：「無料で遊びたい人」向けのAI
まずは気軽に試してみたい、お金をかけずに楽しみたい、という方におすすめのサービスをご紹介します。
「Bing Image Creator」が最もおすすめです。
マイクロソフトが提供しているサービスで、無料で使えるのに画質が高く、日本語でプロンプトを入力できるのが魅力ですね。マイクロソフトのアカウントがあればすぐに始められますし、1日に作れる枚数も十分です。
使い方はとても簡単です。Bingのウェブサイトにアクセスして、「画像作成」を選び、作りたい画像の説明を日本語で入力するだけ。数十秒で画像ができあがりますよ。風景、人物、イラスト、どんなジャンルでも対応できます。
「Canva」も無料で使えます。デザインツールとしても優秀で、画像生成機能も備えています。生成した画像をそのまま編集して、文字を入れたり装飾したりできるのが便利ですね。SNS投稿用の画像を作りたい方には特におすすめです。
「Leonardo.ai」は、無料アカウントでも1日150枚まで生成できる太っ腹なサービスです。ファンタジー系のイラストや、ゲームのキャラクターのような画像が得意ですよ。英語のサイトですが、画像生成自体は簡単なので、挑戦してみる価値があります。
無料で遊ぶときのポイントは、「いろいろなサービスを試してみる」ことです。それぞれのサービスで得意分野が違いますから、自分の好みに合ったものを見つけてくださいね。
また、「生成枚数の制限」を意識しておきましょう。無料プランでは1日の枚数に上限があるので、計画的に使うといいですよ。本当に作りたい画像を優先して、練習は後回しにするなど、工夫してみてください。
無料プランでも、十分に楽しめますし、AIの可能性を実感できます。まずは無料で始めて、もっと使いたくなったら有料プランを検討する、という順番がおすすめですよ。
パターン②：「ブログや仕事で使いたい人」向けのAI
ブログの記事に使う画像が欲しい、仕事で資料やプレゼンテーションを作りたい、という方には、商用利用ができるサービスを選ぶ必要があります。
「Adobe Firefly」が最も安心できる選択肢です。月額680円のプレミアムプランで、商用利用が認められていますし、権利関係もクリアです。Adobeという信頼できる企業が運営していますから、企業で使う場合でも安心ですね。
画質も高く、写真風の画像もイラスト風の画像も、どちらも得意です。生成した画像を、Adobe PhotoshopやIllustratorで編集することもできますよ。本格的にビジネスで使うなら、検討する価値があります。
「Midjourney」も、有料プランなら商用利用ができます。月額10ドル（約1,500円）のベーシックプランから始められます。芸術的で美しい画像が作れることで人気があり、多くのプロフェッショナルが利用していますよ。
ブログのアイキャッチ画像、記事内の説明画像、SNSの投稿画像など、幅広く使えます。月に約200枚生成できるので、個人ブログなら十分でしょう。
「Canva Pro」は、月額1,500円でデザインツールと画像生成AIの両方が使えます。画像を生成してから、その場で文字を入れたり、レイアウトを整えたりできるので、作業効率が上がりますね。ブログやSNS、チラシなど、さまざまな用途に使いたい方におすすめです。
ブログや仕事で使うときの注意点をお話しします。
まず、「利用規約を確認する」ことが大切です。商用利用OKと書いてあっても、細かい条件があることがありますから、必ず確認してくださいね。
次に、「画像の保存を忘れずに」することです。サービスが終了したり、アカウントに問題が起きたりすると、画像が失われる可能性があります。必ず自分のパソコンに保存しておきましょう。
また、「著作権表示が必要か」も確認しましょう。多くのサービスでは不要ですが、一部のサービスでは「AI生成画像です」と明記することを推奨しています。
さらに、「バックアップ画像を用意する」のも賢い方法です。重要な記事や資料には、AI画像だけでなく、自分で撮影した写真や購入した素材も混ぜておくと、万が一の事態にも対応できますよ。
仕事で使う場合は、無料プランではなく、しっかりとした有料プランを選ぶことをおすすめします。信頼性と安心感が違いますからね。
ポチップパターン③：「アート・創作をしたい人」向けのAI
絵を描くのが好きな方、小説や物語を書いている方、オリジナルキャラクターを作りたい方には、表現力の高いサービスがおすすめです。
「Midjourney」は、アーティストに最も人気のあるサービスです。芸術的な表現力が高く、細かいニュアンスまで反映してくれます。油絵風、水彩画風、ペン画風など、さまざまなアートスタイルを指定できますよ。
月額30ドル（約4,500円）のスタンダードプランなら、月に約900枚生成できますし、生成した画像の商用利用も可能です。創作活動を本格的にされている方なら、このプランがおすすめですね。
「NovelAI」は、小説やマンガを書いている方に特化したサービスです。日本のアニメ風のキャラクターイラストが得意で、細かい服装や表情の指定もできます。月額10ドルから始められますよ。
自分のオリジナルキャラクターを作って、いろいろなシーンで描写したいときに便利です。キャラクターの特徴を学習させることもできるので、統一感のあるイラストシリーズが作れますね。
「Leonardo.ai」は、ファンタジー系のアートやゲームのコンセプトアートを作りたい方におすすめです。ドラゴン、騎士、魔法使い、異世界の風景など、想像力を形にするのが得意なんですよ。
月額10ドルのプランで、8,500枚も生成できるので、たくさん試行錯誤したい方にぴったりです。
「Stable Diffusion」を使った各種サービスも、創作向きです。細かい設定ができて、自分好みにカスタマイズできるのが魅力ですね。ただし、少し技術的な知識が必要になるので、慣れてきたら挑戦してみるといいでしょう。
創作でAIを使うときのポイントをお話しします。
「自分のスタイルを見つける」ことが大切です。いろいろなプロンプトを試して、「これが自分らしい」という表現を探してみてください。オリジナリティが生まれますよ。
「AIを補助ツールとして使う」意識も重要です。AIが生成した画像をそのまま使うのではなく、自分で加工したり、組み合わせたりして、より完成度を高めていくんですね。
また、「プロンプトの研究」を楽しんでください。どんな言葉を使えば、どんな効果が出るのか。これを探求していくこと自体が、創作活動の一部になりますよ。
「コミュニティに参加する」のもおすすめです。SNSやフォーラムで、同じようにAI画像で創作をしている人たちと交流すると、刺激を受けますし、新しい技術も学べます。
創作は、正解のない世界です。自由に、楽しく、自分らしい表現を追求してくださいね。
（PRを含みます）簡単な文章から絵を描いてもいましょう
ブラウザだけでできる 本格的なAI画像生成 【ConoHa AI Canvas】
パターン④：これから始める人へのアドバイスと今後の展望
ここまで7回の連載を読んでくださって、ありがとうございました。最後に、これから画像生成AIを始める方へのアドバイスと、今後の展望についてお話ししますね。
まず、始める前に知っておいていただきたいことがあります。
「完璧を求めない」ことです。最初から思い通りの画像ができることは、ほとんどありません。何度も試して、少しずつコツをつかんでいくものなんですよ。失敗を楽しむくらいの気持ちで始めてくださいね。
「小さく始める」ことも大切です。いきなり有料プランに入る必要はありません。まずは無料のサービスで試してみて、自分に合っているかどうかを確かめてから、次のステップに進みましょう。
「目的を明確にする」こともおすすめです。何のために画像を作りたいのか、はっきりさせておくと、サービスも選びやすくなりますし、モチベーションも続きますよ。
始めるための具体的なステップをご提案します。
ステップ1として、「Bing Image Creatorで試してみる」ことから始めましょう。無料で、日本語対応で、使いやすいので、最初の一歩に最適です。簡単なプロンプトを入力して、どんな画像ができるか試してみてください。
ステップ2は、「いろいろなスタイルを試す」ことです。写真風、アニメ風、イラスト風など、違うスタイルを試して、自分の好みを見つけましょう。
ステップ3は、「生成した画像を実際に使ってみる」ことです。ブログに載せてみる、SNSに投稿してみる、家族に見せてみる。使ってみることで、さらに使いたくなりますよ。
ステップ4として、「必要なら有料プランを検討する」段階です。無料プランで物足りなくなったら、自分の目的に合った有料サービスを選びましょう。
今後の展望についてもお話ししておきますね。
画像生成AIは、今も急速に進化しています。これから先、さらに使いやすく、さらに高画質になっていくでしょう。動画生成AIも登場してきていますし、音声と組み合わせた表現も可能になってきています。
日本語対応も、どんどん進んでいます。今はまだ英語のほうが精度が高いサービスもありますが、数年後には完全に日本語だけで使えるようになるかもしれませんね。
価格も、競争が進むことで、より手頃になっていく可能性があります。高品質な画像生成が、誰でも気軽に使えるようになる時代が来るでしょう。
一方で、著作権や倫理的な問題についても、ルールが整備されていくと思います。より安心して使える環境が整っていくはずですよ。
AIに仕事を奪われるのではないか、と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、AIは人間に代わるものではなく、人間の創造性を助けるツールなんです。絵を描けない人が絵を作れるようになる、写真を撮れない状況でも写真のような画像が手に入る。AIは、私たちの可能性を広げてくれる存在なんですね。
年齢は関係ありません。67歳でも、70歳でも、80歳でも、新しいことに挑戦するのに遅すぎることはありません。むしろ、長い人生経験があるからこそ、豊かな発想で面白い画像を作れるはずです。
最後に、一番大切なことをお伝えします。それは、「楽しむこと」です。
技術を学ぶのも大切ですが、何より楽しんでください。思いがけない画像ができて笑ったり、思い通りの画像ができて嬉しくなったり、そういう感情を大切にしてくださいね。
新しい技術に触れることは、脳の活性化にもなりますし、若々しさを保つ秘訣でもあります。画像生成AIを通じて、毎日をもっと楽しく、もっと創造的にしていただければ、この連載を書いた私も嬉しく思います。
それでは、あなたの画像生成AI生活が、素晴らしいものになりますように。これからも、楽しみながら、新しい表現に挑戦していってくださいね。
（PRを含みます）AIでトレーニングする時代になりました
女性専用AIパーソナルトレーニングジム【FURDI】
