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【第6回】AI画像の著作権・利用ルールを正しく知る

画像生成AI 家電・IT

AIが作った画像は「誰のもの」になるのでしょうか?
ブログやSNSに投稿してもいいのでしょうか?
意外と知られていない著作権や利用規約のポイントを、わかりやすく整理していきますね。

Contents

AI画像の権利を理解するための4つの知識

知識①:AI生成画像の著作権の基本

AI生成画像の著作権については、まだ法律上の解釈が完全に確立されていない部分もあります。でも、基本的な考え方を知っておけば安心ですよ。

まず大切なのは、「AI自身には著作権がない」ということです。AIは道具であって、人間のような創作者ではないと考えられているんですね。では誰に権利があるのかというと、それはサービスによって異なります。

多くのサービスでは、「画像を生成した利用者に権利がある」としています。つまり、あなたがプロンプトを入力して作った画像は、基本的にあなたのものになるということです。ただし、これにはいくつか条件がついていることが多いんですよ。

たとえば、「AIサービスの運営会社も、その画像を使う権利を持つ」という規約があるサービスもあります。つまり、あなたと運営会社の両方が権利を持つ形ですね。これを「共有」と呼びます。

また、日本の著作権法では、「人間が創作したもの」に著作権が認められるとされています。ですから、完全にAIが自動で作った画像には、厳密には著作権が発生しないという考え方もあるんです。ただし、あなたが工夫してプロンプトを作り、何度も試行錯誤して完成させた画像であれば、創作性が認められる可能性もあります。

少し難しい話になりましたが、実用的な観点からは次のように考えるといいでしょう。「生成した画像は、利用規約の範囲内で自由に使える」ということです。ですから、各サービスの利用規約をしっかり確認することが、何より大切なんですね。

知識②:商用利用できるかどうかの確認ポイント

商用利用というのは、作った画像を使ってお金を稼ぐことを指します。ブログに広告を載せている場合や、商品の販売ページに使う場合も、商用利用に当たりますよ。

商用利用ができるかどうかは、サービスによって大きく違います。確認すべきポイントをご説明していきましょう。

まず、「無料プランと有料プランで違いがある」ことが多いです。無料プランでは個人的な利用のみで、商用利用は有料プランに限られるサービスがたくさんあります。たとえばMidjourneyは、有料会員のみ商用利用が認められています。

次に、「年間売上の制限」があるサービスもあります。Midjourneyの場合、年間売上が100万ドル(約1億5000万円)を超える企業は、さらに上位のプランが必要になります。個人や小規模な事業であれば、通常のプランで問題ありませんね。

また、「利用規約に明記されている」かどうかを確認しましょう。多くのサービスは、ウェブサイトに「Terms of Service」や「利用規約」というページがあります。そこに「商用利用」「Commercial Use」について書かれていますから、必ず目を通してください。

「禁止事項」も重要です。商用利用が認められていても、次のような使い方は禁止されていることが多いんですよ。

有名人や実在する人物の顔を無断で使った画像を販売すること、他人の商標やロゴを含む画像を商品に使うこと、暴力的な内容や性的な内容の画像を販売すること、既存のキャラクターに似た画像を作って販売すること、などです。

安心できるサービスとしては、「Adobe Firefly」があります。こちらは、Adobeが権利を持つ素材だけで学習しているため、商用利用でも安心です。企業で使う場合は、こうした安全性の高いサービスを選ぶといいでしょう。

商用利用を考えている方は、必ず事前に利用規約を確認し、不明な点があればサポートに問い合わせることをおすすめします。

知識③:注意が必要なAIツールの利用規約

AIツールの利用規約には、気をつけるべきポイントがいくつかあります。見落としがちな注意点をご紹介していきますね。

まず、「画像の所有権」についてです。多くのサービスでは、あなたが作った画像の権利はあなたに帰属します。しかし、中には「サービス側も画像を使える権利を持つ」としているところもあるんです。つまり、あなたの作った画像が、サービスの宣伝材料として使われる可能性があるということですね。

次に、「生成枚数の制限」です。無料プランでは、1日や1か月あたりの生成枚数に上限が設けられています。この上限を超えると、追加料金が発生したり、翌日まで待たなければならなくなったりします。

また、「アカウント削除時の扱い」も確認しておきましょう。サービスを解約したり、アカウントを削除したりすると、それまで生成した画像が見られなくなるサービスもあります。大切な画像は、必ず自分のパソコンやスマホに保存しておいてくださいね。

「AIの学習への利用」も重要なポイントです。あなたが生成した画像や入力したプロンプトが、AIの学習データとして使われることがあります。プライバシーが気になる方は、この点を確認しておくといいでしょう。

「利用規約の変更」にも注意が必要です。サービス側は、利用規約をいつでも変更できる権利を持っていることが多いんです。大きな変更がある場合は通知されますが、定期的に規約を確認する習慣をつけておくと安心ですよ。

「地域による制限」もあります。一部のサービスは、特定の国や地域からの利用を制限していることがあります。日本から問題なく使えるかどうか、事前に確認しておきましょう。

また、「年齢制限」を設けているサービスもあります。多くは18歳以上、または13歳以上の利用となっています。お孫さんと一緒に使う場合は、この点も確認してくださいね。

「アカウント共有の禁止」も一般的です。一つのアカウントを複数人で使い回すことは、規約違反になることが多いんですよ。

こうした規約は、英語で書かれていることが多く、読むのが大変かもしれません。でも、重要な部分だけでも目を通しておくことをおすすめします。わからない場合は、日本語のサポートがあるサービスを選ぶか、詳しい方に相談するといいでしょう。

知識④:安心して使うための3つのチェック項目

AI画像を安心して使うために、これだけは確認しておきたいという3つのポイントをまとめました。

1つ目は、「利用目的を明確にする」ことです。

あなたは画像を何のために使いますか?個人的な趣味のためなのか、ブログに載せるためなのか、商品の販売に使うためなのか。目的によって、選ぶべきサービスや必要なプランが変わってきます。

個人的な趣味だけなら、無料プランで十分です。ブログに載せる場合は、商用利用の扱いを確認しましょう。広告収入がある場合は、商用利用に当たることが多いです。商品販売や企業で使う場合は、必ず商用利用OKのプランを選んでください。

2つ目は、「保存とバックアップをしっかりする」ことです。

生成した画像は、必ず自分のパソコンやスマホに保存しておきましょう。サービス上だけに保存していると、サービスが終了したり、アカウントに問題が起きたりしたときに、画像が失われてしまいます。

保存するときは、わかりやすいフォルダ名をつけて整理しておくといいですね。また、使ったプロンプトもメモしておくと、後で似た画像を作りたいときに便利ですよ。

さらに、大切な画像は外付けハードディスクやクラウドストレージにもバックアップしておくと、より安心です。

3つ目は、「疑問があれば確認する」ことです。

利用規約を読んでもよくわからない、この使い方は大丈夫なのか不安、といった疑問があれば、遠慮なくサービスのサポートに問い合わせましょう。

多くのサービスには、メールやチャットでのサポート窓口があります。日本語対応しているサービスなら、日本語で質問できますよ。また、よくある質問(FAQ)のページも参考になります。

さらに、インターネット上には、利用者のコミュニティやフォーラムもあります。同じような疑問を持った人の質問と回答を見ることで、解決策が見つかることもありますよ。

不安なまま使い続けるよりも、しっかり確認してから使うほうが、ずっと安心ですね。

この3つのポイントを押さえておけば、AI画像生成を安全に楽しむことができますよ。難しく考えすぎる必要はありません。基本的なルールを守って、楽しくAIと付き合っていきましょうね。

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